桑の葉の青汁

前へ
次へ

桑の葉を主原料にした青汁には、様々な健康効果http://www.npchistsoc.org/health.htmlが認められています。
桑は古くから、葉の部分だけでなく実や根の皮まで漢方薬に使われるほど、栄養価が高い植物なのです。
桑の葉に含まれる1-デオキシノジリマイシンには、血糖値を抑制する効能があります。
食事で取り込んだ糖分のうち、ブドウ糖はaグルコシダーゼという酵素と混ざり合うことで、人が吸収できる形になります。
しかし1-デオキシノジリマイシンが先にaグルコシダーゼと結びつくことで、ブドウ糖は吸収されずにそのまま体外へと排出されるのです。
糖の過剰な吸収が防げるため、血糖値の上昇を抑えられます。

また1-デオキシノジリマイシンには、食後の血糖値を下げるインシュリンを多く分泌させる効能もあります。
二つの側面から血糖値を抑えることで、糖尿病の予防や症状の緩和に繋がるのです。
人は食事をとると血糖値が上昇しますが、上昇が急激であるほど降下も早くなります。
血糖値が乱高下すると体は低血糖状態に陥るため、糖分を欲して過食に走り、肥満になりやすくなります。
1-デオキシノジリマイシンは糖の吸収を抑えると共に吸収のスピードも遅らせるため、血糖値は緩やかに上昇し、降下も緩慢です。
結果的に低血糖にはならず、糖分への欲求が薄れるので、肥満が防止できてダイエットにも効果的です。
また桑の葉には、ポリフェノールの一種であるルチンが豊富に含まれています。
ルチンには高い抗酸化作用があり、細胞の働きを妨げて体の老化を促す活性酸素を排除します。
活性酸素と血管の材料になるコレステロールが結び付くと、血管が硬くなり動脈硬化を引き起こします。
さらに硬くなった血管は傷つきやすく、かさぶたの役割である血栓を作る原因になります。
血栓は長く残れば、血流を妨げて心筋梗塞や脳梗塞に繫がります。
ですから活性酸素の除去は、動脈硬化や血栓を防ぐために重要なのです。

またルチンにはビタミンCの吸収を促す効能もあります。
ビタミンCにも抗酸化作用があるのに加え、新陳代謝も促進するため、全身を若く健康に保つ効果があります。
もちろん血管も健康に保たれるため、動脈硬化や心筋梗塞の対策として有効です。

ページのトップへ戻る